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今回は、Chilli Beans.「アンドロン」の魅力を、リズム楽器の特徴的なグルーブと、ジャキジャキしたファンキーなギターの重なりを中心に、紹介していきたいと思います!ぜひ最後までご覧ください。
楽曲紹介
「アンドロン」は、2021年リリースのChilli Beans.の1stシングル楽曲であり、2022年リリースのアルバム『Chilli Beans.』にも収録されています。
Chilli Beans.の楽曲の特徴として、ベースがドラムと同じくらいリズムの中心としてグルーヴを引き立たせ、かなり響いて存在感があります。ギターは粒細かで、ジャキジャキしたサウンドが目立ちます。メンバーにドラムがいないこともあると思いますが、ギターやベースの存在感がドラムよりもあります。
「アンドロン」も例外ではなく、ベースのグルーヴ感が目立ち、サビ以外の箇所はドラムはキック、スネアがメインの非常にシンプルな構成で、その足りない部分をすべてベースがリズム役として担っている印象です。
後にも述べますが、スネアとベースが被らないように両楽器でリズムを表現しているところがグルーヴを感じるベースの理由だと思います。
ベースのグルーヴ
例えばサビのフレーズ。かなりゴーストノートが目立っています。
ゴーストノートとは、弦をミュートした状態で軽く弾いて出す音のことで、グルーヴを感じさせるために不可欠な要素です。この楽曲のサビではこれがとても効果的に使われており、ベース中心でリズムを感じる要因になっています。
アンドロン 焦がれた
アンドロン 恋だった
なんの根拠もなく
笑ったりなんかしちゃって
Like a エメラルド
ぜんぶ すき すき すき
キツくなっちゃった
あーあ ばいばい
ベースは2拍子ごとに音が移動してルートを奏でていますが、2拍子ごとのフレーズの直前にミュートした弦を叩くような音が目立ちます。これがこの曲のグルーヴの大切な要因です。
あたしさかな座 君 かに座?
タラバガニ?カニカマの方?
さかな座 あたしさかな座
どこにでもある回ってる方
ばいばい
知りたがりね
この部分では、ゴーストノートこそなくなりますが、各音を短く切るように、次の音へ食い込まないような工夫が目立ちます。この部分では、コーラスがメインなこともあって、「ばいばい」の部分の伸びやかなコーラスを引き立たせるように、ベースがスタッカートによってかなり細かくなっています。
また、アウトロの部分は、ドラムが完全にキックとスネアだけになって、ベースでリズムを最も感じやすい作りになっています。これも、音を短く切る演奏の仕方と、ゴーストノートの効果的な使用によって成り立っています。
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ファンキーなギター
この楽曲は、リズムはベースがしっかり支えている一方で、ギターがかなり上の部分の役割を果たしています。
個人的には、サビのコードフレーズはカッティングのミュート音がかなり刺激的で好きですが、少しわかりにくいかもしれません、、、
この楽曲、ギターはほとんどの部分でアルペジオなんですよね、、アウトロの部分などもそうです。でも1箇所すごくギターによって盛り上がっている部分があります!
それは、3回ある「あーあ ばいばい」のうち最後の「ばいばい」の後ろで鳴っているギターです。1回目、2回目と3回目では音の上がり方が少し違うんですよね。1回目と2回目は「あーあ ばいばい」の間に1段階音が上がるだけなんですが、3回目はチョーキングのような音と共に何音分か上がっていき、かなり勢いが感じられます。
こうした要所要所のギターが曲の盛り上がりを引き立たせているんですよね、、
他の曲にはなりますが、「Tremolo」のようにグルーヴの中にかなりわかりやすく、ワウを用いたファンキーなカッティングが目立つ曲もあるので、色々な曲を聴いていくとChilli Beans.のギターの魅力に気づけるかもしれません。
まとめ
以上、Chilli Beans.「アンドロン」の魅力を紹介してきました。
アンドロンだけでなく、ベースがかなりリズムの中心を顕著に担っていたり、その後ろでファンキーなギターが楽曲を引き立たせているものがたくさんあるので、ぜひいろいろ聴いてみてください!
Chilli Beans.「アンドロン」 作詞作曲:Chilli Beans.
この記事では、楽曲の魅力を、その楽曲の背景やテーマ、音楽的観点など多方面から解釈し、伝えていきますのでまたぜひチェックお願いします!
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